カーナビー・ストリート（Carnaby Street）
スウィンギング・ロンドンを謳歌するロンドンっ子たちのメッカとなったのが、カーナビ―・ストリート（Carnaby Street）です。
この通りがファッショナブルに生まれ変わったのは、「キング・オブ・カーナビーストリート」の異名を持つデザイナー、ジョン・スティーヴンによるところが最も大きいでしょう。
1950年代初頭までのカーナビ―・ストリートには金物屋が多く、ファッションとは無縁の場所でした。
そんなカーナビ―・ストリートのそばに、スコットランド出身のジョン・スティーヴンが自身のアパレルショップをオープンしたのが、1957年のことです。
スティーヴンの、それまでにない新しいメンズスタイル、細身のシルエットとカラフルさが特徴の新しいスタイルが、当時の若者の間で爆発的な人気を博し、それ以来、ブティックが次々に増えていきました。
そして時代は若者の活気溢れるスウィンギング・ロンドンに突入、時代がスティーヴンやそのほかのデザイナーの味方になり、カーナビ―・ストリートはファッションの聖地として進化を遂げました。
1966年には、「レディ・ジェーン」という、カーナビー初のレディースファッションの店がオープンし、それ以降、男女問わず、若者が集う場所になりました。
また、世界に向けてカーナビーファッションが発信されたことから、世界各国から人々がファッションの聖地・カーナビ―・ストリートに押し寄せるようになります。
英国ファッションの歴史
スウィンギング・ロンドン
1970年代以降のファッションブーム
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