ジョージ・B・ブランメルの着こなし

近現代の男性のファッションの基本は、ジョージ・B・ブランメル(George Bryan Brummel, 別名Beau Brummel, 1778.6.7~1840.3.30)が確立したといわれています。

ブランメルは、「ファッションの権威」とも呼ばれており、学生時代から卓越した着こなしのセンスを持ち合わせていたことから、「Beau Brummel(ボー・ブランメル、「お洒落なブランメル」の意味)」と呼ばれていました。

元々は商人の息子ですが、父親がそれなりの財産を築いたことから、貴族が通うイートン・カレッジに進学するチャンスに恵まれました。

そこには、当然特権階級の男子が揃っていましたが、ブランメルは、彼らに多く影響を受けながらも、彼らよりももっとすぐれたファッション感覚を持ち合わせていました。

毎日の身支度には、5時間を要したといいます。

その着こなしは、テイラード・スーツにネクタイ、シルクハットに時計という、今では当たり前の着こなしでしたが、テイラード・スーツを男性の着こなしの定番のしたのは、ブランメルによるところが大きいと思われます。

彼こそが、メンズファッションの流行を確立し、また近現代のダンディズムを象徴したとも言われていて、イギリスのファッション史を語るときには欠かせない人物になっています。

そして後に多くの男性が、彼のダンディズムを真似するようになります。

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