エドワード朝時代

ヴィクトリア朝時代と同様に、ファッション史で後に影響を残したのが、エドワード朝時代です。

別名「エドワーディアン」とも呼ばれています。

この時代はエドワード7世が国王で、エドワードはヴィクトリア女王の息子です。

エドワーディアンの時代は1901~1910年と短いものですが、国王が今でいう「ファッション・アイコン」の役割を果たし、ファッション史では非常に重要な時期でもあります。

エドワード7世は、大のフランス好きで、服装にもフレンチテイスト及びヨーロッパ大陸の服飾文化を自然に取り入れていたようです。

また、ベル・エポックの時代がヴィクトリア朝時代から続いていて、この時代には、優雅なラインが引き続き取り入れられています。

その一方で、余裕ができ始めたこの時代には、レジャースポーツが流行します。

それに乗じてファッションも急激に変わっていきます。

スポーツをするには、より動きやすく、心地よい服装が求められたのです。

この時代には、ブレザーが登場し、男性は、スポーツでは主にブレザーを着るようになりました。

そして、女性にも着心地の良さを求める動きが現れます。

この時代は、女性が日常生活でコルセットをする最後の時代になり、それ以後、コルセットなしで着こなすスタイルに変わっていきます。

エドワーディアンスタイルは、後に「テディ・ボーイ」と呼ばれる若者が取り入れるようになります。

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