ボーホー・シック(Boho Chic)

2000年代中頃から流行しているボーホー・シックは、ボヘミアンとヒッピースタイルに影響を受けたスタイルで、イギリスの女優シエナ・ミラーと、モデルのケイト・モスによってその流行が広がりました。

特にシエナ・ミラーが全英で及ぼした影響力は大変大きく、ボーホー・シックを着こなす女性は、しばしば「シエナズ(Siennas)」と呼ばれたくらいです。

シエナやケイトが提案したスタイルは、クロップジャケットに刺繍入りのチュニック、白のマキシスカートに、足元はUGGのブーツやカウボーイ・ブーツといったスタイルで、レギンスを合わせることも頻繁にあります。

レギンスはシエナが提案した新しいストッキングのスタイルで、2000年代中頃のイギリスでは、彼女の影響により、ストッキングの売上の半分を占めました。

イギリスではその当時、どのハイストリートもボーホースタイルのブティックで埋め尽くされていて、アパレルブランド「モンスーン」は、いち早くボーホースタイルで人気を得たと言われています。

このブームで女性の新アイテムになったクロップジャケットやマキシスカートは、その後あらゆるパターンを経て進化し、現在では女性の定番アイテムの地位を獲得しています。

典型的ボーホー・シックが衰えたとしても、そこで生まれた個々のアイテムは、その後も根強い人気を誇っています。

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