BIBA閉店

1964年に、バーバラ・フラニッキがオープンした「BIBA」は、スウィンギング・ロンドンの時代にカリスマ的な人気を誇りましたが、70年代になると、深刻な財政難に直面しました。

バーバラは70年代になると、化粧品ビジネスにも手を広げ、また店の内装、ブランドロゴなど、全てにおいて徹底したこだわりを見せてきましたが、財政的に追いついていかなくなりました。

外から、その深刻な財政難は全く気づかれなかったようですが、店もブランド名のライセンスも手放す危機に直面していました。

結果的に、ドロシー・パーキンスとデニス・デイがBIBAの75%を買い取り、経営を続けることになりましたが、バーバラと会社側の意見の不一致により彼女は会社を離れ、1975年、ついにBIBAは閉店することになりました。

数々の伝説を作り続けたカリスマショップが、ついに幕を下ろすことになったのです。

バーバラは、1978年に、メイフェアで再び自身のお店を構えました。

しかしこの店は、成功することはなく、僅か2年で閉店しました。

ただ、BIBA製品の人気は、実は全く衰えることがなかったのです。

バーバラがこだわりを持って作った香水瓶やその他アパレル製品などが、アンティーク市場では大変人気の高い商品になりました。

そういう意味では、BIBAの伝説は生き続けていたといえるでしょう。

英国ファッションの歴史

スウィンギング・ロンドン

1970年代以降のファッションブーム

英国が誇るブランドとデザイナー

英国発!ファッションアイコン・モデル

このページの先頭へ

イメージ画像