スローニー・ファッション(Sloany Fashion)
ロンドンで最も高級ブティックが集まるスローン・ストリートに集う人たちを「スローン・レンジャー(Sloane Ranger)」といい、彼らのファッションを「スローニー(Sloaney)」といいます。
元々スローン・ストリートには、高級ブティックが沢山集まっていて、上流階級やアッパーミドルクラスの人たちがショッピングを楽しんでいました。
また、特に「スローニー」という言葉はなかったのですが、1982年に、作家のピーター・ヨークが「オフィシャル・スローンレンジャー・ハンドブック」という本を出版したことから、その呼び名が定着し、またスローニースタイルが注目されるようになったようです。
そのスタイルの特徴は、コンサバ系或いはトラッド系で、ハイファッションアイテムを着こなすことです。
また、ヴィトンのハンドバッグは、スローニースタイルの象徴的なアイテムとされています。
スローン・ストリートには、王室御用達高級デパートの「ハロッズ」を初め、超一流ブランドのお店が集結しています。
ですから王室の女性たちも頻繁にここを訪れ、故ダイアナ妃は、典型的スローン・レンジャーとして知られています。
最近では、ウィリアムズ王子と結婚したケイト妃がスローン・レンジャーと言われており、世界のファッション・アイコンであるケイト・モス、女優のシエナ・ミラーなどは好んでスローニースタイルを着こなしています。