ジーン・シュリンプトン(Jean Shrimpton, 1942年8月7日~)

若者文化が活気づいた1960年代、その60年代のミューズとも呼べるのが、ジーン・シュリンプトンです。

60年代前半はシュリンプトンが、そして後半はツィギーが「スウィンギング・ロンドン」の代表的モデルになります。

シュリンプトンは絶世の美女であり、またすらっとした長身にエレガンスをまとい、天性の資質を持っていました。

デビューは1960年で、その翌年、写真家、デヴィッド・ベイリーと組んでブレイクしました。

当初、駆け出しのカメラマンに過ぎなかったベイリーは、ジーンを撮り続けることで、一躍人気カメラマンになりました。

一方、ジーンも、「ベイリーなしで自分の人気はなかった」と言うように、彼が彼女の魅力を最大限に引き出すことで、モデルとしての地位を確立しました。

60年代といえば、空前の「ミニスカート旋風」が起きましたが、ジーンは、そのミニスカートブームの火付け役として一役買っています。

ジーンがオーストラリア訪問でミニスカートを着用したことで若者の間に火がつき、それを見たマリー・クワントがミニスカートを本格的に作り始め、そのミニスカブームが確たるものになったのです。

ジーンは、カリスマ的人気を誇りながら60年代を駆け抜け、「名声に疲れた」ことと、モデル業への限界を感じたこともあり、33歳で引退します。

現在はホテル経営をしながら幸せに暮らしているとのことです。

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