ザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes, 1940年9月19日~)
超個性的なピンクヘアとゴシックメイクで見る者の目を惹きつけるザンドラ・ローズは、イギリスを代表するデザイナーであり、またテキスタイルの女王でもあります。
彼女の母親が、パリの有名ブランドで働いていたことから、彼女にとって幼い頃からファッションは身近な存在で、母の勧めもあって、ファッションの道を歩むようになりました。
カレッジではテキスタイルとファッションを学び、卒業後、1966年にシルヴィア・エイトンと、ブティックを立ち上げます。
自分自身の会社を設立したのは、1969年のことです。
それ以来、常に注目を浴びるデザイナーであり続けています。
彼女が最も大切にするのは、「テキスタイル=生地」です。
彼女が生み出したテキスタイルのパターンは膨大なものになり、一枚の布のデザインにどれだけの力を注いできたか、大変よくわかります。
また、彼女は新しい作品を作るとき、まず「自分はどんな柄が好きかしら?」ということから考えるそうです。
ですから、彼女の作品は、カッティングの技術以前にまず、その布の美しさそのものに目がいきます。
テキスタイルにこだわりを持つザンドラは、2003年に、ロンドンに「ファッション&テキスタイル・ミュージアム」をオープンします。
そして現在も尚、新しいパターンを生み続け、ファッションやインテリアなど、多方面にそのデザインを提供し続けています。