キャサリン・ハムネット(Katharine Hamnett, 1947年8月16日~)
キャサリン・ハムネットといえば、社会問題、環境問題などに積極的に取り組むことで有名で、そこで思いついたメッセージをそのままTシャツにプリントして売り上げています。
そのメッセージには“No War”(戦争反対)、“Use A Condom”(コンドームを使おう)、“Stop Acid Rain”(酸性雨を止めよう)などがあり、Tシャツを使って問題提起を続けてきました。
そのTシャツは、アフリカの農場で作られたオーガニックコットンで作り、フェアトレードで社会貢献をしています。
親の仕事の都合で、幼い頃は多くの国で暮らしてきて、最初にファッションを学んだ場所は、スウェーデンでした。
その後イギリスに帰国し、テキスタイルなどを学びます。
自身のブランドを立ち上げたのは、1979年のことです。
それ以来、社会問題に取り組む反面、本業であるファッションの分野でもひたすら走り続け、80年代前半には、世界的なブームを巻き起こしたパワードレスを提唱し、そのほかにも、ストーンウォッシュデニム、ジャンプスーツ、レギンスなど、多くの新しいスタイルを世に送り出してきました。
「ファッションはファンタジーではない」といい、常にアーティスティックな物作りよりも、顧客のニーズに応えたスタイルを優先してきました。
そんな彼女の服は、メッセージTシャツも含め、世界的に安定した売り上げを誇っています。